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Ikukoさん・娘さんが留学されたカルガリーを、娘さん、ご主人と共に訪問

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娘さんの想い / ご両親の想い

娘の思い出の地・カルガリーへ

●長年、娘さんが会いたがっていたカナダの方に会いに行く心境
9年前短大からカルガリーに行ったとき、ホームスティ先がご夫妻だけの家庭と知って正直残念に思ったものです。一人っ子の彼女に擬似兄弟体験をさせてやりたいと思ったのは親のエゴかもしれません。
しかし、本人はとても快適に過ごし、また、親切にして頂いたようでお別れが名残惜しく、しかも帰国する朝、起きたらすでにパパはお仕事にお出かけで会えずに悲しくて泣いてしまったというのです。
その時、ママが「あなたはまたここに帰って来るでしょう?」と言って慰めてくださったというその言葉通り、半年後にまた卒業旅行で行ってお世話になり、その後もバースディ・カードやクリスマス・カードなどの書簡を交換しているのを見て、遠い外国に自分のことを気にかけてくれている人がいるなんて幸せな子だなと、つくづく思いました。 

もう一度カルガリーに行って彼女に会いたいという娘の希望は、いつのまにか、そのまま私の夢となり、娘が行くときは私も一緒に行って一言御礼を申し上げたいと考えるようになりました。 
しかし、異文化交流はいまや国際化する社会に順応していく上で欠かせないものですが、その基本となるところの語学力が皆無であることに愕然とした次第です。カナダに行くことを決めてから、言葉が通じなくて大丈夫か、初対面の私まで泊めていただいて厚かましくはないのか、自分だけはホテルをとろうか、いろいろ考え悩みましたが、ピュア・カナダさんにアドバイスいただいて気持ちを固めました。
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●実際に会ってみて
カルガリー空港には、ご夫妻とワーホリで滞在中の娘の友人が迎えに出てくださっていました。
握手を交わしてご挨拶をしたとき、初対面だけれど、すでに写真でお顔を存じ上げているし、何より娘やそのお友達も慕っている方なので、私も以前から知り合いだったような不思議な感覚におそわれました。
娘にとっても8年間の空白を感じさせない再会だったと思います。
この時は、以前娘がお世話になった感謝の気持ちを、簡単な英語で伝えたのですが、うまく伝わったかどうかわかりません。ウィルフに荷物を持ってもらいサンディと肩をよせて歩いて行く娘を見送って、来て良かったなとつくづく思いました。


●一緒に過ごしてみて
バンフで2泊過ごした後、一足先にご自宅にお世話になっていた娘に合流してまた2泊お世話になりました。また娘の友人も一緒の時間を共有してくれたことにより、言語に不安のあった私たちは大いに助けてもらったのでした。

初日、家に着くなり彼女の膨大なコレクションの数々を拝見しそれにまつわる話、写真を拝見しながらのご家族の話等、話題は尽きませんでしたが、残念なことにお話の内容がきちんと理解できませんでした。 ところどころ分かったりしましたが、それについて返答するレベルの会話力を持ち合わせていませんでした。
その後、電車に乗ってダウンタウンへ。 
きっと多くの日本人留学生を案内して来られているだろうカルガリー・タワーやショッピング街を歩きました。 並んで歩いて耳を傾けて、分らない部分はお友だちに尋ねたり、こちらも中学校レベルの英語力と単語で応じてみたりしていました。

夜になって旦那様のウィルフが帰宅。 
バンフでトレッキングしたコースなど地図を広げての話とか、夫は、どんな会社で何を扱っているかなど仕事の話をしていました。とても陽気で饒舌な方で、いっそう話しが弾みました。と、言っても電子辞書を片手に片言でしか喋れない私たちですが。

2日目は、バンフ国立公園内のLake Louiseと Moraine Lake に案内していただきました。ビデオ・カメラを片手に歩きながら、遊歩道のもっと先まで足を延ばしてみたかったけれどそれを伝えることができずに、ボートから降りてくる子どもたちを待って、この時ばかりは何を話題にして良いのか分からず、写真を撮ったあとはただ黙って湖面を眺めていたり、湖面に漂うボートに子どもたちの姿を捜したりしていました。

帰路の車中でもウィルフはずっと喋り続けです。
その言葉が自分たちに向けられたのかどうか分らない部分も多分にあり、失礼を重ねたかもしれません。 
夜、彼に言いました。 私たち英語が話せなくてお話がちゃんと聞けなくてごめんなさい。 もっと英語を理解していたらいっぱいお話ができるのだけれどと。そしたら彼がこう答えてくれました。 「いや、あなたはいろいろトライしている。素晴らしいよ。 自分の両親もドイツ人と言葉が通じないまま交流したことがあるよ。」
日本人留学生をすでに15名受け入れておられ、この日も埼玉の女子高生が到着しました。 サンディ夫妻の国際交流は9年前に娘がこちらにお世話になる以前からずっと続いているのです。私たちが滞在中、夜10:00の就寝前には翌朝の起床時間と出発時間を伝えてくれます。そして、朝は必ずサンディが起こしに来ます。 子どもたちはそれで目覚めます。普段と変わらぬスタイルでゲストを受け入れ気取らず押し付けずというご夫妻に触れて、本当によい体験をさせて頂いたと感謝しています。

お別れのとき肩を抱き合って彼らが娘にこう言われました。
「あなたには両親がいる。そして私たちは2番目の両親、カナダのパパとママよ。またいつでもいらっしゃいね。」 
そして私たちには、「地下室はいつでも空いているよ。だからまたぜひ来てくださいね。」 文化と生活習慣の違いを違和感なく受け入れられた私たち家族が、このご夫妻に心からの感謝の気持ちを、英語ならこんなに簡単な言葉にしかならないのと思いながらthank you と繰り返すばかりでした。

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