ピュアカナダ
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20年前から紡ぐご縁に感謝

スタッフブログ
オフィスを訪問してくださった古川様と弊社スタッフ

  • 2022.07.08
  • スタッフ留学日記

20年前から紡ぐご縁に感謝

20226

突然、オフィスの扉が開き、写真の女性が入ってこられました。「ご無沙汰しております」との挨拶をしていただいたのですが一瞬どなたか分かりませんでした。しかし「Furukawa Yoshikoです」とお名前を頂いた瞬間、すぐにフラッシュバックして懐かしさがこみ上げてきました。今は少し体調を崩されているとのことで弊社オフィス近くの病院に立ち寄った際に顔を出してくださいました。

  ヘレンの子供を追いかける

2005

実は17年前に当時のシニア短期留学でプリンスエドワード島に行ってくださったお客様でした。当時50代後半、そしてお友達が70代だったと記憶しています。しかし彼女達にカナダ留学をしていただくまでには、彼女のお子様達のことを抜きに語ることはできません。

 

 

2002

弊社の創業は1999年です。当時はまだインターネットの普及率が極めて低く、ビラ配りで集客する時間が長かったのですが、そんな中で2002年に出会ったのが娘さんのTomoyoさんでした。

初めてのカウンセリングの際、とても引っ込み思案な女性だった彼女、僕の目を全然見ることができず、視線が合わないままにカウンセリングを続けたのを思い出します。自分に自信を持てずにいた彼女と何度も何度もお話をし、最終的にバンクーバーにあるCanadian As A Second Language(CSLI)という学校に短期語学留学のお手続きをさせて頂きました。(このCSLI、今は存在していませんが、僕の母校でもあります!)

何もかもが不安な彼女にとって、刻一刻と出発が近づくにつれ、苦しい気持ちが増大していったのだと思います。いよいよ出発があと1週間となった際、「やっぱり渡航を辞めたい」とおっしゃったことも鮮明に覚えています。でももちろん引き返すことはできません。彼女の不安をできる限り和らげるよう何度も会話を重ね、彼女は旅立って行きました。

その後、彼女は何度も弊社を通して留学していただくのですが、何度かご本人とも「あの時に辞めたいって言われたときには焦った~」なんて話もしていました(笑)

 

その後、カナダから帰国されたTomoyoさんは見違えるような成長を遂げられ、目を見て話してくれるのはもちろん、ギャグを連発したり、自信に溢れ、笑顔が素敵で、新たな挑戦を口にしてくれました。

  初めての留学で語学学校に通われた際の娘さんの卒業風景

2003

Tomoyoさんはバンクーバーから戻った後、今度は1年間の長期専門留学への挑戦を決意されます。元々子供が大好きで幼稚園の先生をしていた彼女、学問として専門的に「幼児教育を学ぶ」という挑戦でした。まずは少し英語力をブラッシュアップする時間としてPacific Global International College(PGIC)に通っていただきました。そしていよいよ専門プログラムとしてKing George International College(PGIC)にて幼児教育への挑戦です。

興味のある分野なので苦にならなかったようですが、英語で専門分野を学ぶことは決して簡単ではないと思いますし、苦労を重ねながら卒業までたどり着かれた際の彼女の写真は、自分の頑張りに誇りを感じておられるのではないかな~と思います。

 

初めての挑戦の際は「辞めたい」と言っていたのが嘘のようです。その後も「更に挑戦したい」と意欲満々で大いに成長される時間となったようです。

  バンクーバーの専門学校を無事に卒業された際の写真

2004

Tomoyoさんに触発されたのか、弟さんのAki君がトロントでの中期語学留学に挑戦してくださいました。目的地はInternationalLanguage Academy of CanadaILAC)です。明るい性格の男性で、お姉ちゃんが利用してくれていたということもあって、最初からかなり気さくに話してくれた思い出があります。今は手元に残っていませんが、彼が留学中に撮影された写真がILACのパンフレットにも採用され、当時は多くのお客様に「このパンフレット、うちのお客様が写ってるんですよ」なんて話していたのが懐かしいです。現地でもたくさんの友達を作って、いい時間を過ごしてもらったと記憶しています。(残念ながら弟さんのお写真はありません)

 

2005

そしていよいよ、今回訪問してくださったYoshikoさんの番です。「娘や息子がお世話になりました。今度は私がお世話になってもよいでしょうか?」とご相談を頂きました。とても穏やかなお母様で、子供達に水泳を教えていらっしゃると伺っていたと記憶しています。

Tomoyoさん、Aki君の成長を一番感じられたのは、ひょっとしたらご本人たち以上にお母様だったかもしれません。そして何より素晴らしい考え方だな~と思ったのは、「娘や息子だけでなく、自分も成長したい」と自らも短期留学に飛び出されたことです。

目的地はプリンスエドワード島。Study Abroad Canadaという語学学校です。

出発前は「英語は全然できない」「若くない」などと不安を口にされていたお母様でしたが、思いっきりのよい性格をお持ちで、現地でも様々なことに取り組まれ、濃密な時間をお過ごしになったと聞いています。

保育園を訪問、現地の子供たちとの写真   プリンスエドワード島で赤毛のアンに扮装

プリンスエドワード島が浮かぶ大西洋でカヌーに挑戦
プリンスエドワード島といえばロブスターが有名

2006

弟さん、お母さんがトロント、プリンスエドワード島へ飛び立たれ、そしてお姉さんのTomoyoさんが今度はワーキングホリデーでハリファックスを目指されました。まずは英語力を磨くためにEast Coast School of Languages(ECSL)にて学ばれます。英語力の感覚を取り戻してくると、今回は今までの留学とは違ってワーホリですから、仕事にもチャレンジしてみたいという気持ちが芽生え、当時お世話になっていたホストファミリーさんに相談をされます。

スーパーでのお仕事、YMCAでのお仕事、ベビーシッターなど、数年前の彼女からは想像もできないような様々なお仕事に就かれたようです。またニューファンドランド州への旅行、インターンシップなどを経て、壮大なワーホリの充実の1年間を終えられました。

  ハリファックスでのクリスマスをホストファミリーと過ごす

ハリファックスでインターンシップに挑戦した際の同僚との写真
ニューファンドランド州への旅行の際の写真

2022
6

お母様にカナダ留学をしていただいてから17年、Tomoyoさんの留学を終えられてからでも16年が経過していますが、「あの時、娘や息子、そして私がお世話になったピュアカナダさん、元気にされているかな~と思ってフラッと立ち寄ってしまいました」とお越しくださり、本当に本当にうれしかったです。

 

今は体調を崩されているとのことで通院されているとのことですが、TomoyoさんやAki君の近況も聞かせていただき、「カナダでの経験が今の彼らに大きなプラスになっています」とのこと(フルに英語を使う幼稚園で先生をされているそうです)

 

 

大切なご家族のカナダ留学のお手伝いをさせて頂き、そしてその結果、娘さんや息子さん、そしてお母様の今に繋がっていると伺うことができ、本当に幸せな気持ちになりました。

 

  プリンスエドワード島の美しい海辺を参加者と共に歩く

今振り返ってみると、

お姉さん・・・バンクーバー(CSLI)、バンクーバー(PGIC, KGIC)、ハリファックス(ECSL)
弟さん・・・トロント (ILAC)
お母さん・・・プリンスエドワード島 (SAC)

と、場所も学校も全然違うところに行かれていたんだな~って笑ってしまいました。

そして17年経過した現在、上記の学校のうち3校は閉校、健在なのが3校と、時代の波に揺れ動きながら留学業界は今後も続いていくんだな~と思います。

 

 

我々がお手伝いさせていただく留学を通して、今後もこのように「留学後の人生」に大きなプラスを与えられるお手伝いを続けてまいりたいと感じた再会でした。

 

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