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終わりなき旅~カナダ留学訪問記 #2

スタッフブログ
終わりなき旅~カナダ留学訪問記 #2

  • 2020.05.04
  • 学校訪問記

終わりなき旅~カナダ留学訪問記 #2

こんにちは。
ピュアカナダ留学センター代表の小谷順士(こたにじゅんじ)です。

前回に引き続き、お客様に質の高い留学を実現して頂くために頑なに直接学校訪問にこだわってきた世界一カナダの学校を訪問した男である僕が、何を見て、どのような優先順位で学校を判断しているのか。そして訪問して五感全てで学校を感じてきたからこそお客様をお守りできた話をご紹介したいと思います。

学校訪問記 #1はこちらから

ホームページの雰囲気と実際の雰囲気

数百の学校を実際に訪問して思うことはホームページの情報は当てにならないということです。ホームページはお金をかければ、それなりに見栄えが良くなりますし、学内で撮影したものとは違う写真を掲載することで学校の雰囲気を捏造(この言葉が正しいと思います)することは容易ですが、訪問をさせて頂いた際に雰囲気を捏造することはできません。
訪問し、「あれ、ホームページと全然雰囲気が違う・・・」と感じたことがこれまで本当にたくさんありました。この感覚を味わうたびに「やはり直接訪問しなければ分からないことが多いな~」と感じます。

カナダ留学で大切なのは設備でなく人

ホームページを見ていて素晴らしい設備や美しくデザインされたキャンパスを見かけます。海外からの留学生を受入れるため整えたものでしょう。学校側の素晴らしい努力だと思いますし、きれいなキャンパスは気持ちがいい!ただ、「キャンパスが最優先ではない」ということは常に思います。やはり学校の哲学やプログラムの内容、スタッフさんの人柄(特に人が大切)などそういった部分が何よりも大切だと学校を訪問するたびに強く感じます。

学校訪問記 #2 NBISP

学校スタッフとの会話

学校を訪問すると語学学校や私立専門学校の場合は学校のオーナーやマーケティングディレクター、日本人スタッフさんが対応して下さるところが多いです。高校ですと留学部門のトップや日本地区担当スタッフさんが対応して下さいます。大学やカレッジですと同じく留学部門のトップや日本地区担当者さんがご対応下さいます。
最初に「どのくらい送客してくれるんだい?」という話をしてくる方はこちらとしても気持ちよくありません。それよりは「うちの学校に来てくれたら、留学生には~~~な経験や~~~な成長を提供するよ」というように留学生に提供できるものを一生懸命話して下さる(もちろん、最終的に人数の話になるのは致し方ないのですが)学校の方が皆様の満足度が高いと思いますのでこの会話の内容がとっても重要だと思っています。

やっぱり大切なのは「人」

僕達は常に「人」を見てきました。学校紹介を担当して下さるスタッフさんや学生様が現地におられる間に対応して下さるスタッフさん、経営者の皆さん。その方々の人柄が留学の満足度に直結していると言えます。
これまでに数千人の学校関係者とお会いしてきましたが、「この人は信頼できる」と感じた方にお任せした場合の満足度はやはり極めて高いです。そのため、学校の設備も環境も大切ですが、それ以上に「サポートして下さるスタッフさん」を最重要と位置づけ学校を見させてもらっています。

学校の印象

僕達は常にノートとペンを準備し、徹底的にメモを取ります。そして、許可を得て学内の写真を撮影します。学生さんの顔出しがダメな場合もありますのでその場合は撮りませんが、学校の様子を記録する意味で必ず数枚撮影するようにしています。
・プログラム
・スタッフさんの印象や会話の内容
・料金
・学校内の設備や環境
・周囲の環境
など自分の目でしっかり確認し、学校をご紹介させて頂くリストに加えるかどうかを吟味します。

不思議なもので弊社のスタッフ複数人で訪問したとき、「今日のこの学校について、どう感じたか?」を話し合ってみると「この学校はよかった。自分も行きたいくらい」とか「いい事ばかり言っておられたけれど胡散臭い」とか本当に意見が一致します。人間の肌感覚というのは本当に大切なんですね。だからこそ、ホームページやメール、ZoomやSkypeミーティングだけでなく、その場を訪問することに徹底的にこだわりご紹介する学校の質を高めております。

これまでに訪問した学校数

これまで訪問した学校を数えてみると数え漏れしている学校や写真を撮影し忘れた学校もあると思いますが、20年以上前からスタートし、少なくとも現在で350校を超えています。その中には語学学校や専門学校、公立高校、私立高校、公立大学、私立大学など多岐に渡ります。

カナダには10の州と3の準州が存在しますが、これまで訪問した場所はブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、プリンスエドワード島州、ユーコン準州に広がっています。これまでに学校訪問として訪れたことがないのが、ニューファンドランド州、ノースウェスト準州、ヌナブト準州の3つ。

余談ですが、ノースウェスト準州にはオーロラを観に行ったことがあるのでその地を踏んでいないのはニューファンドランド州とヌナブト準州の2つのみ。

共通で感じたこと

これまでに20年以上の時間を通して、350校を超える学校を訪問してきました。その際、僕達が共通して感じたことは「実際に見なければ、本当のことは分からない」ということ。どんなに優れた学校に見えても学校の最大の価値は「質の高い教育」「心あるサポート」だと信じています。それを実現できるのは「人」であり、それを見極めることは、直接訪問以外にはありません。
これまでに、数え切れないほどの学校を訪問してきましたが、毎年カナダを訪問するたびに新しい学校を訪問し、長く関係を続けている学校を訪問するという鉄の掟を守り続けています。

訪問することで大切なお客様を守った実話

留学には語学留学高校留学大学留学サマーキャンプ専門留学など様々な留学の形があります。これまで訪問した350校の中には様々な学校がありましたが、現在一緒にお仕事をさせて頂いているのはごく一部です。ここまでで理由はご理解頂いていると思いますが、訪問した我々が「この学校は自信を持ってご紹介できる」と感じられなかった場合はその学校とは提携関係を結びません。

20年以上の間に我々が訪問した学校の半数近くは倒産してしまいました。弊社のお客様の中で「倒産した学校に属していた」という方はごく一部の例外を除いてほとんどありません。これは「実際に見て、判断してきたからこそ」だと自信を持って言えます。

ごく一部の例外として倒産した学校にその時に所属されていたお客様が3人おられます。
・Bodwell Language School
Languages Canadaに所属した学校であったこと。そして最後までスタッフさんが責任を持って対応していたため別の学校に追加費用なしで転校することができました。その結果、「倒産してしまったけれど僕はBodwellに通えて幸せだった」とまで言って頂きました。

・Edmonton Language Learning Center
この学校は残念ながら学校のオーナー様の死去に伴い学校を閉校されることとなりました。しかし、スタッフさんが最後まで学生のサポートをされ、学生様は特に不利益を被ることなく素敵な留学生活を送ることができました。

・Archer Language College
バンクーバーとトロント、ハミルトンの3キャンパスを持っていた学校で3キャンパスの全てを閉鎖していました。バンクーバーを閉鎖された翌日、弊社のお客様が通う予定になっていたハミルトンにTELし「バンクーバーが閉鎖になったが、ハミルトンは大丈夫か?」を確認し、仲の良いスタッフ達から「全く問題ない」の返事をもらったのでお客様は渡航されることになったのですが、渡航直前、ハミルトンのスタッフも知らされぬ間に学校経営陣の独断で閉鎖が決定。お客様には本当に申し訳なかったのですが、ハミルトンを断念しトロントにて留学を開始して頂き、約1年の彼の留学が終わるまで学校は存続し、お客様が無事に卒業された3カ月後に学校は倒産。
お客様は「素晴らしい留学ができた」とおっしゃってくれました。同時に親御様には「ピュアカナダさん、あんたがたのせいじゃないし、精一杯やってくれているから、仮に途中で学校が倒産してしまっても仕方がない」と言って頂きました。
しかし、20年の間でArcherの件に関してだけは弊社が訪問した各キャンパスでの印象とは別に経営陣の采配を我々が見抜けなかったという背景が巻き起こしてしまったと反省しております。

学校訪問で見えてくること

お客様の希望されるカナダ留学の環境は100人で100通り。お客様のご希望に合致した留学をプロデュースするためには、多くの質の高い学校のことを知ることが重要です。
お客様のご希望を伺った時、「あ、そのご希望であればあの学校で実現可能だ」とすぐに直結できるのは直接訪問し、プログラムの説明を聞き、学校の雰囲気に五感で触れているからだと思います。そして、何より大切なのは繰り返しになりますが、そこで働くスタッフさん達との関係です。プログラムの内容を確認する時も、サポートをお願いする時も、人間同士の関係は直接お会いすることから始まるものだと信じています。

終わりなき旅

お客様にとって留学は「人生に1度、人生最大級のイベント」です。それはご家族様にとっても同じです。大きなお金を支払い、大切な時間を費やし、大好きな家族と離れても、将来のためにするチャレンジを弊社にお任せ頂くということは決して簡単なことではありません。

だからこそ、我々は貪欲に質の高い学校・プログラムを探し続けています。カナダは国土が広く、その分訪問が大変ですが、その先に留学生の皆さんに喜んで頂ける学校がある限り、我々は何千キロでも移動し、その学校を訪問し、皆様にご紹介致します。
優れた教育機関や学校を探し求め、今後も旅は続きます。

長い文章ですが、お読みいただきありがとうございました。
次回からは実際に学校を訪問した学校をご紹介して参ります。

以下は訪問した学校で撮影した写真のごく一部です。

学校訪問記 #2 たくさんの学校を訪問

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