IELTSとは
IELTS(アイエルツ)はInternational English Language Testing Systemの略称で、カナダをはじめオーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランドのほぼ全ての高等教育機関で、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,000を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
IELTS受験者数は年間350万人以上で、テストの結果は2年間有効で16才以上の方が受験できます。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4科目の技能テストを受験しバンドスコアで結果が出ます。リーディングとライティングに関しては、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールでは試験問題が異なります。
参考:https://www.eiken.or.jp/ielts/merit/
対象年齢
基本的には18才以上の方が対象ですが、学校によっては高校生から受講ることも可能です。IELTSの対策コースを受講したい場合は年齢の他にも中級以上の英語力が必要になります。詳細はお問合せください。
対象都市
バンクーバーとトロントを中心にカナダ全土の様々な学校で提供されています。
IELTSの概要
受験するモジュールは目的に応じて選択!
IELTS試験にはアカデミックとジェネラルの2のモジュールが用意されているためスコアの用途に応じてどちらの試験を受験するのか決めましょう。
【例】
・大学やカレッジへの進学目的→アカデミックモジュール
・移住 / 企業研修目的→ジェネラルトレーニングモジュール
評価方法
テストの結果は0.5ポイント刻みで1〜9のバンドスコアで示されます。各科目ごとのバンドスコアと平均値のオーバーオールバンドスコアが出ます。
参考:https://www.eiken.or.jp/ielts/test/
IELTS試験概要
IELTS試験の所要時間は約2時間45と、かなり長いです。
各セクション以下のように行われます。
■リスニング・・・4セクション(40問) 30分
■リーディング・・・3セクション(40問)60分
■ライティング・・・2タスク(60分)
(タスク1:150ワード / タスク2:250ワード)
上記3つの筆記試験は同日に実施されます。各セクションの間に休憩時間はありません。
■スピーキング・・・3パート(15分未満)
パート1:一般的な質疑応答&自己紹介
パート2:用意された話題や条件に合わせて短時間のスピーチ
パート3:ディスカッション
日本人のIELTS平均スコア
2019年の最新データでは日本人の平均スコアはアカデミック、ジェネラルともに5.8となっており、だいたい中級くらいのスコアが平均となっています。各セクションごとに見ていくと以下のようになっています。
セクション 平均スコア
リーディング 6.1
リスニング 5.9
ライティング 5.5
スピーキング 5.5
日本人はライティングとスピーキングが苦手なことがよくわかりますね。ちなみに平均スコアが7.4のドイツはライティングが6.3、スピーキングが7.4と非常に高いスコアをマークしています。
参考:https://www.ielts.org/for-researchers/test-statistics/test-taker-performance
IELTSスコアを得るメリット
カナダだけでなく世界中の大学やカレッジへの進学を目指す場合にもIELTSのスコアは必要になりますし、この試験の対策をしっかりすることは英語の基礎をしっかり作ることにもつながります。また、帰国後に自分の英語力を証明するものとしても活用していただけるはずです。
今こそ、英語漬けの環境を作って時間をかけて勉強してみませんか?