TOEFLって?
TOEFLテストはTest of English as a Foreign Languageの略称で、Educational Testing Service (ETS)という会社が1964年に英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして開発されました。これまでに延べ3,500万人以上が受験し、そのスコアは世界各国の大学や教育機関で入学選考や奨学金選考、海外派遣選考や単位認定など様々な場面で英語力の証明として利用されています。
TOEFLは「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能をバランスよく測定することができ、合否ではなく0~120点までのスコアで評価されます。テストのスコアはカナダやイギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏の教育機関に加え、世界150か国、11,000以上の教育機関で活用されています。
対象年齢
基本的には18才以上の方が対象ですが、学校によっては高校生から受講ることも可能です。TOEFLの対策コースを受講したい場合は年齢の他にも中級以上の英語力が必要になります。詳細はお問合せください。
対象都市
バンクーバーとトロントを中心にカナダ全土の様々な学校で提供されています。
2種類あるTOEFL
TOEFLにはIBTとITPという2種類の試験があり、その2つは全く別物です。
世界的に広く認知されているTOEFLのテストはIBTの方を指します。このテストはリーディング・リスニング・会話・スピーキングの4つのセクションで構成されており、各セクション30点満点で合計120点満点でスコアが出ます。テストはオンラインで実施され、かなり実践的な英語力を測ることができます。
これに対しTOEFL ITPはペーパーベースのテストで、リスニング・リーディング・文法の3セクションで構成されています。個人で受験することはできず教育機関が学校の生徒の英語力を測ったり、大学のクラス分けの判断材料にされたりといった利用のされ方をしています。
そのためこのページでご紹介するTOEFLの対策授業というのは一つ目のIBTの試験対策ということになります。
TOEFL対策コース
TOEFLの対策コースは私立の語学学校で提供されています。学校によっては午後からの選択科目としてTOEFL対策という授業を行っているところもあります。また、中級以上の英語力を持っている方や学校が作成している筆記テストと口頭テストにクリアするなどの条件が設けられています。
世界のTOEFLスコアランキング
2019年の統計によると世界のTOEFLスコアランキングは
1位 オーストリア
2位 オランダ、スイス
3位 ベルギー
となっています。
4位以下もドイツやデンマーク、スロベニア、エストニアなどヨーロッパ諸国がランクインしています。アジアの中ではシンガポールが1位、2位はインド、3位はパキスタンとなっており、気になる日本はなんと170か国中最下位という結果に。アジア28か国の中でも下から3番目です…
参考:https://www.ets.org/s/toefl/pdf/94227_unlweb.pdf
日本の英語のレベルは高くないとよく言われますが、ここまで顕著に順位や数字で出ると流石に認めざるを得ません。これからさらに世界はボーダレスになり、日本人が海外に出ていくのと同様に外国の方もまた日本にやってきます。ビジネスの面だけでなく日常生活に英語が必要になる日も決して遠くはないでしょう。
TOEFLを取得するメリット
カナダだけでなく世界中の大学やカレッジへの進学を目指す場合にもTOEFLのスコアは必要になりますし、この試験の対策をしっかりすることは英語の基礎をしっかり作ることにもつながります。帰国後に自分の英語力を証明するものとしても活用していただけるはずです。
今こそ、英語漬けの環境を作って時間をかけて勉強してみませんか?