この方の留学スタイル
州・都市名 | ノバスコシア州(NS州) ハリファックス(ハリファックス) |
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留学タイプ | 高校卒業留学 |
期間 | 長期(6ヶ月以上) |
州・都市名 | ノバスコシア州(NS州) ハリファックス(ハリファックス) |
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留学タイプ | 高校卒業留学 |
期間 | 長期(6ヶ月以上) |
高校留学 ノバスコシア州 Junyaさん 卒業式の様子
高校留学 ノバスコシア州 Junyaさん 仲間達と
高校留学 ノバスコシア州 Junyaさん 多くの仲間と
高校留学 ノバスコシア州 Junyaさん 入学したての頃
日本を出発する前は不安より期待の方が大きかったです。日本ではどちらかというと落ち込んでいたという気持ちがあるので新しいチャレンジにワクワクしていました。ワクワクしていたので教育委員会に申し込みをする書類や、ビザを申請する書類等の準備は楽しく取り組めました。
僕はノバスコシア州トゥルーロという小さな町に留学をしていました。町には小さなメインストリートがあり、大きなショッピングセンターが1つあるような街でした。今はあるそうなのですが当時日本食レストランはありませんでしたが、僕にとってはカナダの食べ物本当の美味しかったので特に苦になることはありませんでした。
「楽しかった!」という一言に尽きます。サマーキャンプでは数え切れないくらいのイベントをたくさん準備をしてもらって外でのアクティビティ、屋内でのアクティビティ、買い物旅行、観光旅行等様々な経験をすることができました。自分の高校留学のスタートはサマーキャンプからだったのですが参加者は世界中からの留学生が中心でカナダ人はこの時はほとんどいませんでした。留学生同士だとお互いに英語が分からないので同じ不安であったり同じ気持ちを共有することができたので、自分から話し掛けることさえすればすぐにうち解けることができるように思います。自分から話し掛けるというのは、最初は勇気がいることだったんですが、ささいなことから話し掛けるように心がけました。例えば「どこの国から来たのか」「今日の調子はどう」「サッカーとかしようか」「このトランプのやり方教えてよ」等、本当に些細な事を自分からどんどん聞いていくようにしました。こういう風に自分から話し掛けるとキャンプ中に次に顔を合わせたときに相手からも「調子はどうだい」と聞いてくれることがとても多くそのおかげで友達はあっという間に増えていくことができました。相手に対して偏見を持たず、こちらから興味を持てば向こうから自分の事をたくさん話してくれたような気がします。趣味等を聞いてみると相手も自分のことを話してくれたりして、僕の方も興味を持ったことに対してどんどん質問していくと向こうも心を開いてくれるようになりました。お互いに共通の興味があったら「今度それ一緒にやろうか」と誘ったりして友情を深めていくことができました。英語は本当にできなかったのですが留学生同士で、出来ない英語を何とか駆使しながらコミュニケーションを取りとにかく楽しかったです。
最初のうちは本当に英語力が超初級でした。なので自分から言いたい事も何も言えず、相手が言ってることは何となく想像しながら理解をしているレベルでした。3年間の留学を経てカナダ人の友達がたくさんでき、様々な人とたくさん会話ができるようになった今、全くの超初級の頃の自分から今、英語が話せるようになった自分に至るまでにどのようにして英語力が伸びてきたのか自分でもあまりよく分かりません。もちろん今の自分の英語力には全く満足していないのでこれからも日々精進してどんどん英語力を伸ばしていきたいという気持ちを持っています。
サマーキャンプが終わって、初めてホストファミリーのもとに向かう時は不安が大きかったのを覚えています。学校の初日からとにかく英語が分からない日々が続きました。授業には「ただ単に座っているだけ」という感じでした。すごく孤独な感じがしたのを覚えています。とりあえずノートを取っておいたほうがいいかなあと思って分からない授業でも必死にノートだけは通っていたのを覚えています。でも先生の書く文字が読めずに苦労した覚えも非常に明確に覚えています。少しずつ授業にも慣れてきて教室に行くのは嫌じゃなかったです。
正規留学の最初の頃は話す人もいなかったので自分1人で過ごす時間も結構ありました。ランチタイムはカナダ人と一緒ではなく、留学生同士で一緒に食べていました。僕の学校には僕以外に日本人生徒が2名いたのですが、彼らと一緒にご飯を食べることとか時間を過ごすことはほとんどありませんでした。このままではいけない、どうにかしないといけないという気持ちが常にあったので、少しのことでも自分からカナダ人の生徒に話し掛けたりとか、何かしようと声をかけるような形で少しずつ距離を近づけていきました。
6月の終わりに卒業のイベントがあります。留学生の友達から6月の末に卒業パーティーがあるからそれには必ず出席しろよと言われました。その時にパートナーがいないと寂しいから誰かパートナーを誘ってくるようにということも同時にアドバイスをもらいました。パートナーというのは男性から女性を誘うのがならわしとなっています。僕の場合は卒業パーティーの3週間程前にカザフスタン出身の留学生の女の子誘うことに成功しました。卒業式はパーティーの2日ほど前に終了します。来賓の挨拶を聞いたり、卒業証書の授与をされたりして、日本とあまり変わらない感じで厳かな感じで終了しました。卒業パーティー(プロムと呼ばれる、ダンスパーティー)の日は、カザフスタンの女のコは家が近かったこともあり家まで迎えに行くことにしました。卒業パーティー会場の周辺にある花がたくさん咲き乱れているようなカーテンがありそこで写真を取り合ったりするのがしきたりのようでした。パーティー会場では大音響で音楽が流れていて、仲のよかった友達グループなんかと近くで集まって、パーティー会場にあるご飯を食べたり、ダンスの時間には慣れないダンスを踊ったり、仲のよかった仲間達と様々な話をして過ごしました。実は僕にとっては10年生の時に一度、留学生だけは特別に卒業パーティーに参加をさせてもらう機会があったので僕にとっては2度目の参加でした。慣れないダンスではありましたが2度目ということもあり余裕を持って楽しむことができました。
通常、クラスは20人から30人くらいの人数で受けることが多かったです。あまり勉強しないような科目(体育とかダンスとか)はすごく楽しかったのを覚えています。対照的に英語とかは数学とか化学とかアカデミックな科目は非常に苦労しました。特に留学の最初の頃は、宿題が出たかどうかも分からないので、授業の開始前や放課後、毎日残って先生に教えてもらっていたのを強く覚えています。どの先生もいつも丁寧に優しく教えてくださったので何とか頑張れたと思います。最初のうちはレポートを提出したりプレゼンテーションするにしても、出来が非常に悪かったと思います。だけど先生達はレポートやプレゼンテーションの中身だけでなく、頑張れという姿勢もすごく評価をしてくれたので何とかやってこれだと思います。カナダの評価の仕組みが中間テストや期末テストの結果だけではなく、授業の出席率や提出する宿題や、授業への積極的な参加の度合い等という日々の姿勢も評価に加えてくれるので頑張れば何とか成績を収めることができたのは自分にとってすごく向いていたと思います。
基本的に留学生とは全員と仲良かったように思います。特に問題なんかがあったこともなくとても楽しく過ごしました。カナダ人のクラスメートたちとは最初のうちは怖い感じがあってあまり話し掛けることができませんでした。次第に時間が経過していくとクラス内で顔を見る機会も多いので、知らず知らずのうちに顔見知りなっていき、知らない間に特に恐怖心を考えることなく話せるようになっていました。友達の誕生日の都度、その友達の家に泊まりに行って誕生日パーティーを開いたのはすごく楽しかったです。そこでグッと友情が深まっていったように思います。
最初のホストファミリーのカーリーの家はよく相手もしてもらい、ご飯もしっかり作ってもらい、いろいろなところに連れてってもらったりなどとても良くしてもらいました。ホストマザーのカーリーは教育委員会のホームステイコーディネーターだったので他の留学生のことをよく知ってるということもあり、留学生である僕の気持ちもよく理解してくれていい時間を過ごすことができました。ホストファーザーとても親切でやさしい人だったので一緒に過ごしていて楽しかったです。
高校2年生3年生の時から別のホストファミリーに移りました。こちらのホストファミリーもとても良くしていただいて居心地よく2年間を過ごすことができました。こちらはシングルマザーのご家庭で台湾人の留学生と僕と3人で住んでいました。こちらのご家庭でも気を使うことなく、自分らしく過ごすことができたので快適な生活でした。朝起きると、朝食は基本的に自分が自分の分を準備しました。僕の場合はシリアル、フルーツ、パン、ジュース等を冷蔵庫から出して自分で食べていました。ランチについては僕のホストファミリーはファミリーが作ってくれることも結構多かったですが、自分で作ることもありました。他の友人のお宅の事を聞いているとランチも留学生が自分で作ってるケースがたくさんありました。夜ご飯は毎日夕方5時から6時ぐらいの間で食べるのが日常でした。
勉強だけが大変でした。他はホームステイとの関係も友達との時間もとにかく楽しい思い出ばかりです。僕はパイロットになることが夢なのですが、苦労したこのカナダでの勉強が今の自分の土台となって自分を支えてくれていると思うのでこの時勉強を苦労しながらも一生懸命頑張ってよかったなと思います。
いろいろな人と会えたことが一番心に残っています。いろいろと訪問した観光地の事も頭に残っていますし、友達とやったいろいろな出来事も覚えていますけども、一番大切だなと思うのは現地での生活を通して出会った仲間やホストファミリー、お世話になった先生方との出会いがすべての中で一番大切なことだったように感じています。これに関してはうまく言葉にできないのですが心の中に秘められたすごく温かい感情があるのを自分で感じることができます。
留学をした事は自分にとって「間違いじゃなかったんだ」と思います。失敗を恐れずに挑戦したらなんだってできるんじゃないかなと今は思います。また親への感謝の気持ちがすごく大きいです。「行ったら危ない」とか、危険な事を言われることも多いかもしれないですが、僕の親は「思いっきり行って来い、自分の好きなように生きてこい」といってもらって、今思えばその言葉に背中を押されていたような気がします。飛行機の免許をカナダに取りに行くという話をしたときも自分の思い通りに行って来いと背中を押してくれました。