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トロントで語学留学&オタワ郊外でのファームステイ 

留学体験談
トロントで語学留学&オタワ郊外でのファームステイ 

この方の留学スタイル

州・都市名 オンタリオ州(ON州)
トロント(トロント)
留学タイプ 長期語学留学(半年以上)
期間 長期(6ヶ月以上)
  • 2019.04.19
  • 長期語学留学(半年以上)

トロントで語学留学&オタワ郊外でのファームステイ 

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留学した都市について

トロントでの生活をしてまず驚いたことは多国籍だということです。TTCに乗ってみてびっくり!1つの車両に何ヶ国の人が乗っているのだろう…という感じでした。みんな肌の色、目の色、髪の色が違っていましたが、それが当たり前の世界でした。多国籍だという事は知っていましたが驚きでした。でもおかげで私もその多国籍の中の一部なんだろうなーと思えすぐにカナダでの生活になじむ事が出来ました!

友達について

私はカナダに行く前に15か国の友達を作ることを目標にしました。いろんな国について知りたいという興味と、何よりどこの国にもどの大陸にも友達がいる、なんてとっても素敵な事だと思ったからです。こんなチャンス日本にいたらめったにありません。私は学校が始まるなり積極的に声を掛け、仲良くなり、チャンスや時間を見つけては一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べたり、おしゃべりをしました。最初は空回りなどしたものの結果、目標を上回る数の国々の友達が出来ました。なんて楽しいんだろう、なんて面白いんだろう、という毎日でした。みんなでカードゲームをしても国ごとにルールが違ったり「私の国では~」なんて聞くのも話すのも最高に面白かったです。

日本にいるとニュースでは他国(特に日本周辺の国々)との関係についてあまり良い印象を受けません。またネット上で見かける日本人の他国に対するコメントもむやみに悪口ばかりです。少なくとも私が目にし耳にするものはそうでした。しかしカナダで出会った彼らはとても親切で、フレンドリーで、すぐに沢山の友達が出来ました。こんなに仲良くなれる人たちを情報だけで判断しむやみに悪く思うなんて、知らないことってなんてもったいないんだろうと思いました。その人の国籍がどうであれそこにいる1人の”人”を”国”という大きなくくりで判断することはとても危険でもったいない事だと痛感しました。見た目や国籍なんて何の隔たりにもならないし、なってはいけないと改めて思いました。

ファームステイについて

だんだんと楽しくなるトロント生活とたくさんの友達と別れ、留学後半は田舎でのファーム生活をしました。同じオンタリオでもほとんどがイギリスから渡ってきて代々住んでいる人たちばかりで、アジア系の人もアフリカ系の人も見かける事がほとんどなくなりました。それまでトロントで英語を学び、話していた私はある程度余裕もありましたが着いてショックを受けました。ファーマーさんの話している事、また周辺で暮らしている人たちとの会話が聞き取れなかったのです。私の英語も全然通じませんでした。私のトロントの3ヶ月は何だったんだ!!!と思うほどでした。しかし次第に慣れそこでの生活もこの上なく楽しめました。

ファームではトラクターの運転をやらせてもらったり、冬になると薪ストーブの薪を運んだり(-15度の雪の中での斜面の雑木林の丸太運びは楽しかった!)草刈やベリーやリンゴの収穫、ファーマーズマーケットでの販売をしました。マーケットでの販売はお客さん相手なので、最初は飛び交う英語や仕事にてんてこまいでかなりエネルギーを使いました。しかし慣れてくると1人でお店に立ってお客さんとコミュニケーションが取れ、会話や仕事ができるようになりました。とても嬉しかったです。
仕事と同じくらいカナダの文化も体験させてもらえました。サンクスギビングのパーティーやハロウィンのパンプキンのカービング、家族の誕生日会やファーマーさんたちのパーティーなど。私のファーマーさんはとても社交的でフレンドリーで、どんな事にも私を連れて行ってくださいました。家族や彼の知り合いや友達の中に連れて行ってもらえる事はとても嬉しい事でしたが、最初は慣れない英語の中、さらに出来上がっている関係の中に入り込むことができず、どうしていいか分かりませんでした。しかし何度も色んな人に会わせてもらったり、訪ねて行くたびに何も緊張したり、かしこまったりする必要ない!と思えるようになりました。行く先々でたくさんの人と関わってやろう!と思いました。どの人も気さくで逆に1人かしこまっているのがバカらしくなりました。ファームを出るときファーマーさんに「Masamiはもう家族の一員だよ。いつでも帰って来ていいからね。」と言ってもらえた事は本当に嬉しかったです。家族のように受け入れ、生活させてもらえた事は本当に幸せでした。

自分自身が成長したと思うこと

何がどれくらい成長したのか私自身では分かりません。ですが色々な事に対して物怖じしなくなった気がします。また日本にいると社会の流れのようなこうしなきゃいけない、というものを感じていましたが、私は私のやり方で進んでいけばいいし、好きなもの、やりたいことに向かってもっと進んでいこう!と将来の夢に対してもより積極的になりました。また新たな可能性ややりたい事、夢が膨らみました!

留学中の思い出

もともと人と話したりするのが大好きな私にとってカナダに着いてから学校が始まるまでの3日間、朝晩にしか会わないホストマザーとしか話せないことはとても耐えられませんでした。知っている人もいない、話せない、時差ボケでだるい、とホームステイの部屋にいると、知り合いも家族もいない国で何してるんだろう…と着いて早々引きこもりになりたくなりました。でもこんなはずじゃない!!!と、とにかく英語を話したかった私は町で演奏している人に話しかけたり、町で活動している人に話しかけたり、話せそうな人には話しかけました。どの人も私のつたない英語を丁寧に聞き取ってくれ話をしてくれました。それが嬉しくて小さな自信の積み重ねがさらに私を積極的にしてくれました。

そんな中トロントでぜひギターを習ってみたい!と思うようになりました。私はもともとギターを少し引くことができ、日本からカナダにギターを連れて行っていました。しかしどこにあるのかも分からないしそもそもあるのかも知りませんでした。そしてカナダに着いて2,3日目行動開始しました!たまたま降りた駅でギター演奏していたお兄さんにギターショップがあるのか、どこにあるのかを聞き、実際に行ってみたのです。ネットに頼れば簡単ですが現地の人と関わるという事がとても嬉しかったです。そして教えられた駅で降り探し出しました。お店の人はとても親切で何十分もおしゃべりしました。「Masamiはもう友達だよ!」なんて言ってもらえて着いて早々友達がいなかった私は嬉しくてその後も学校帰りなどにおしゃべりのため、色んな楽器を試し弾きするために通い続けその後ギターを習い始めました。ある日レッスンの帰りにギターを持って歩いていると路上で笛のようなものを弾くおじさんに「何持ってるの?弾いてよ」と話しかけられました。そこからおじさんとの路上ミニライブが始まった事もありました。

留学を終えて

家族には本当に感謝しています。専門を卒業してカナダに行きたいと言った私に対して快く後押しをしてくれました。「やりたい事をやりなさい。日本だけじゃなく広い世界を見てきなさい」と言ってくれました。また留学中も応援してもらい、とても元気をもらいました。帰るところがちゃんとあるからこそ、私にとって基盤となるような場所があるからこそ、外へ出てみたいと思えるのだなと思いました。また妹や友達がそれぞれの場所で頑張っている姿をメールやSkypeで知る事も励みになりました。負けたくない!もっともっといける!と思わせてくれました。離れていても彼らにとても支えてもらいました。

留学を検討している方へのメッセージ

行くと決めたら、行ってしまったら、やれるとこまでやりきって思いっきり楽しむことだと思います。私は海外に行って大切なのはどこへ行こうと、言語より何よりたくさんの人との出会いだと思います。多くの人と関わって、受け入れて、話して、楽しんでいれば他は後から付いてきてくれるような気がします。またそうする事で新たな自分が見えたり、ここ見習おう!と思えたり、この考え方もいいなあってたくさんの発見があると思います。私は日本にいるうちは不安だらけでしたが、行ってしまうと案外なんとかなるもんなんだなあ!と思えました。自信にもなります。英語を多少なりとも身に付けることができ、私はたくさんの国をもっと知りたいし、行ってみたい!という気持ちが大きくなりました。留学は自分の将来の選択肢と可能性を大きく広げてくれると思います。是非!

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