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カナダの自然

カナダの基礎知識
カナダの自然

カナダの自然

カナダの美しい自然環境

美しいカナダの自然 プリンスエドワード島州キャベンディッシュ 美しいカナダの自然 プリンスエドワード島州キャベンディッシュ

美しいカナダの自然 オンタリオ州ナイアガラの滝 美しいカナダの自然 オンタリオ州ナイアガラの滝

美しいカナダの自然 ケベック州モントリオール 美しいカナダの自然 ケベック州モントリオール

美しいカナダの自然 ノバスコシア州ハリファックス 美しいカナダの自然 ノバスコシア州ハリファックス

地球上でも有数の豊かな自然を持つカナダ。国家としても環境保全に積極的に取り組んでいます。カナダは1971年に世界で2番目に環境省を設置して以来、大気や水、土壌、野生生物の保全・保護に全力を挙げ、国立公園や州立公園、保護地域などで環境を守る姿勢を徹底しています。結果として野生動物の保護地域は拡大し、絶滅の危機に瀕する生き物の割合は低くなっています。驚くことに過去10年間で絶滅した種は皆無となっています。

自治体や企業だけでなく、国民のリサイクルやエコロジーへの意識も高く、多くのホテルでは客室にも分別用ゴミ箱を用意してごみ分別を促したり、長期滞在客にはタオル交換を控えてもらうように呼びかけるなどの配慮をしています。

また、オゾン層破壊防止に関する国際的な取り組みについても指導的役割を果たし、1997年の京都議定書にも合意。地球温暖化ガスの排出量削減のために熱心に取り組んでいます。

国立公園規則

カナダの国立公園は、パークス・カナダという団体の管理運営のもとで自然環境と生態系の保護を目的にした国立公園法が制定されていて、様々な規則が定められています。規則を守らない場合は罰金や即時退場を命じられることもあるので、留学中に国立公園を散策する場合はルールを遵守しましょう。

国立公園以外でもアルゴンキン州立公園のように独自の規則が細かく規定されている場所もあります。以下に規則の一部を紹介するので参考にしてください。

【国立公園規則】(基本ルール編)

● 国立公園や州立公園に入る際には、管理事務所やインフォメーションセンターで入園料を支払う。
● 野生動物にえさを与えたり危害を加えたりしない。エリアを侵さない。
● ごみは果物の皮を含め、全て持ち帰る。
● 石、植物、動物の骨や魚なども含む公園内の全ての自然物、歴史記念物を傷つけたり、持ち出さない。
● 定められたトレイルを歩く。近道などはしない。
● 多人数で歩かない。団体の場合でも現地ガイドを含み1グループ10人以下が理想的。
● レンジャーなどの公園保安官の指示に従う。
● キャンプ滞在やフィッシングをする場合は、事前に許可証を取得する。
● トイレは指定された場所を利用する。やむをえない場合は川や湖から30m以上離れた場所でする。
● 石鹸は極力使用しない。使用する場合は川や湖から充分離れた場所で使用する。

【国立公園規則】(クマ出没注意編)

● 公園内ではクマの生息エリアに足を踏み入れていることを充分に認識する。
● グループで行動し、大声で話したり鈴をつけて人の存在をクマに知らせる。
● 水の音の激しい川沿いは物音に気づかない可能性があるので注意する。
● クマの好物であるイチゴやベリーの生えたところには近づかない。
● 動物の死骸を見つけたら運営者に連絡する。
● クマの糞や足跡を見つけたら、直ちにそのエリアから立ち去る。
● においの強い食べ物を持っていかない。食後は速やかに食器を片付ける。

紅葉・黄葉観賞

美しいカナダの自然 ノースウェスト準州イエローナイフ 美しいカナダの自然 ノースウェスト準州イエローナイフ

美しいカナダの自然 ブリティッシュコロンビア州バンクーバー 美しいカナダの自然 ブリティッシュコロンビア州バンクーバー

美しいカナダの自然 マニトバ州ウィニペグ 美しいカナダの自然 マニトバ州ウィニペグ

美しいカナダの自然 ブリティッシュコロンビア州バーノン 美しいカナダの自然 ブリティッシュコロンビア州バーノン

カナダといえば冬イメージが強いですが、秋もまたおすすめの観光シーズンの一つです。東部カナダではメープルを中心とした木々が真紅に燃える紅葉が、一方の西部カナダではポプラやアスペン、白棒等の木々が黄金色に輝く黄葉が山々を絵のような美しさで染め上げます。その風景はダイナミックで、スケールの大きさには感動を覚えることでしょう。

地域やその年の気候により見ごろは異なりますが、例年9月中旬から10月中旬まで、標高の高い地点から低地へ、前線が南下していきます。毎年シーズンになると、ホームページなどで各地域への紅葉情報がこまめに発信されるのでチェックしてみてください。同じ時期にちょうど収穫の季節が重なるので、グルメの面でも楽しいシーズンになること間違いなしです!

黄葉観賞スポット①

西部カナダ(B.C州・AB州) 見頃:9月下旬~10月初旬

サーモンの遡上や松茸などの山菜狩り、ブリティッシュコロンビア州オカナガン地方の果樹収穫のシーズンとも重なることから、西部カナダを代表するグルメが最高のシーズンです。黄葉観賞にはブリティッシュコロンビア州プリンスルパートからアルバータ州ジャスパーまで走るスキーナ号に乗って、車窓からみごとな風景を望める鉄道の旅がおすすめです。

また、ロッキー山脈の西側に位置するクートニーロッキーズからアルバータ州側へ抜けるルートを、バスなどで鑑賞するのも良いでしょう。澄みきった秋空に氷河を抱く山、点在する神秘的な湖の色、常緑の針葉樹に映えてゴールドに輝く森林のコントラストは息を呑む美しさです。

黄葉観賞スポット②

東部カナダ(QB州) 見頃:9月中旬~10月中旬

日本の旅行会社などでもよく目にするカナダの“メープル街道”はこのエリアを指します。北のシャルルヴォアから順に、ケベックシティと近郊のオルレアン島、続いてローレンシャン、モントリオール、イースタン・タウンシップスへと黄葉の前線は移動していきます。州内地域の最新紅葉情報はケベック州政府観光局のホームページで発信されています。

● シャルルヴォワ
ケベックシティから北へ車で約1時間半のリゾート。芸術家に愛されるリゾートとして知られ、アートギャラリーや美術館も多く文化の香りが漂う地域です。紅葉の見頃はケベック州の中でも早く、9月中旬頃。紅葉の広がる規模は他と比べて小さいものの、点在する小さな町々の雰囲気や洗練された食事が楽しめます。ケベックシティから“王の道”と呼ばれる旧道360号線はあまりにも有名で、古き良きケベックの田舎の風景を楽しめるルートとして知られています。

● オルレアン島とモン・サンタンヌ
ケベックシティの郊外、セントローレンス川に浮かぶオルレアン島。島へ渡る橋は1本しかなく、フランス植民地時代を彷彿とさせる素朴な農村風景が今も残っています。秋には一面のメープルの林が黄葉し、果樹園や水車小屋、小さな教会などと調和した風光明媚な風景は、まるで物語の風景を再現したかのよう。

また、ケベックシティから車で約40分のスキー場として知られるモン・サンタンヌは都市近郊でありながら、見事な紅葉が楽しめるポイントとなっています。

● ローレンシャン
「モントリオールの人々が『北へ行く』といえば、ローレンシャンへ行くことを意味する」というほど代表的なリゾートで、黄葉の名所としては世界的に有名です。標高1000m前後の山々が連なる高原地帯で、どこまでもつづくメープルの森林が秋には一面色付き、その広さとスケールの大きさはケベック州でも随一。紅葉に包まれて点在する湖沼の風景はまさに絵画のような美しさです。

ゴンドラで登るモン・トランブラン山頂の展望台や、モン・トランブラン自然公園からは圧倒的な景観が楽しめます。

● イースタン・タウンシップス
モントリオールの南東に位置し、米国の独立戦争を逃れて移住したロイヤリストたちが築いた町。ケベック州では珍しく、米国ニューイングランド地方を思わせる風景が広がり、英語を話す人が多いエリアです。平凡な地に広がるこじんまりとしたリゾートで、ローレンシャンとはまた違った、歴史を感じさせる町並みに溶け込む美しさを見せてくれます。

黄葉観賞スポット③ 

東部カナダ(ON州) 見頃:9月中旬~10月中旬

オンタリオ州では、9月中旬ごろからアルゴンキン州立公園のあるマスコーカ地方が、そして10月中旬頃にはナイアガラ付近が見ごろとなります。

● マスコーカ地方(アルゴンキン州立公園)
トロントの北に広がる森と湖のリゾートエリア、マスコーカ地方には紅葉が美しさでも知られています。マスコーカ地方にある自然保護区のアルゴンキン州立公園は、約7725㎞という広大な森林が、秋には燃えるような紅葉で埋める尽くされます。園内にはハイウエイが1本通りロッジが2軒あるのみで、みごとな紅葉の風景に人工物は一切見られない大自然がそこに横たわっています。紅葉を満喫するにはハイキングやカヌーが最適な旅の手段となっています。
アクセスはトロントからマスコーカ地方へは、車で北へ約1時間30分、アルゴンキン州立公園へは車で北へ約三時間

● アガワ渓谷
オンタリオ州、スペリオル湖に注ぐアガワ川にえぐられてできたアガワ渓谷を列車で訪ねる旅はいかがでしょうか?列車で曲がりくねった川に沿って上流に向かっていくと、車窓の両側は紅葉で赤く染まった森が続きます。紅葉の美しさと、点在するブルーの湖や、深さ500メートルもある息を呑むような渓谷美を合せて堪能できるとあって、カナダ人やアメリカ人に大変人気のあるコースとなっています。渓谷では2時間ほど下車してピクニックやハイキングをしながら紅葉に染まった渓谷美を楽しむことができます。
ツアー列車は6月上旬から10月中旬まで運行。米国ミシガン州と接するスー・セント・マリーより出発し、アルゴマ・セントラル鉄道で1日かけて渓谷をまわる。列車は冬景色を楽しむスノーレインも運行されています。

紅葉観光スポット① 

東部カナダ(NS州) 見頃:9月中旬~10月中旬

● カボット・トレイル
太西洋に浮かぶケープ・プレトン島の北西の海岸線を巡るカボット・トレイルは、カナダでも最も美しい景色を楽しめる紅葉のベストスポットとして知られています。入り組んだ海岸線にアップダウンする道路が伸び、コバルトブルーの大西洋に、深い森といった風景が見る者を圧倒します。

シーズンになるとあたり一面に連なる山々は真紅に染まり、半島の先端部にあるケープ・プレトン・ハイランド国立公園に入ると、より一層の鮮やかさと輝きを見せてくれます。10月中旬、紅葉ピークの時期でも爽快な紅葉が楽しめるのもこのルートの魅力です。

紅葉観光スポット② 

ユーコン準州 見頃:8月下旬~10月中旬

日本ではあまり知られていませんが、ユーコン準州にも紅葉、黄葉の美しい見どころがあります。北に位置する地理的性質上、他では見られないような木々が一気に黄色や赤に染まる様はここでしか見ることができません。

● クロンダイク・ハイウェイ
ゴールドラッシュの時代に金を求めて人々が移動した道として知られる、アラスカ州スキャグウェイとドーソン・シティを結ぶ全長717㎞のハイウェイ。ホワイトホースからドーソン・シティ間では9月上級から中旬に、見事に黄色に染められた山々が望めます。またホワイトホースからへインズ・ジャンクションの間(約160㎞)も黄葉の観賞スポットで、そこからはヘリコプターで観光もできます。

● テンプスター・ハイウェイ
ドーソン・シティの手前から北東に北極圏のイヌピックまでのびる全長約740kmのハイウェイ。高緯度のため気温が低く、8月下旬から中旬には木々が黄色や赤に変わります。ほとんどの道が未舗装でワイルドな旅が満喫でき、カリブーやクマ、ムースなどの野生動物に遭遇するチャンスも多くなっています。

動物ウォッチング

美しいカナダの自然 アルバータ州バンフ 美しいカナダの自然 アルバータ州バンフ

カナダは野生動物の宝庫。シーズンによって見ることのできる動物が変わるのも魅力の一つです。セントローレンス湾の流氷雪原で生まれるハープシールの赤ちゃんが見られるのは2月末~3月中旬のほんの2週間ほど。チャーチルでは10月~11月にかけてシロクマがやってきます。

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カナダ留学のポイント

カナダ留学のポイントをご紹介します。
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