カナダ留学のここに注意
留学を考える際、送り出すご家族の脳裏には良い未来や現地での楽しい生活ばかりではなく「もしも事件に巻き込まれたら」という不安がよぎることもあることと思います。
カナダは世界的にみても治安がよく安全だと言われていますが、そうは言っても留学中や旅行中に事件に巻き込まれてしまうケースが残念ながらゼロではありません。他国と比べて事件数が少ないとはいえ、心構え次第ではあなたの身にその脅威が襲いかかる可能性はあります。
こちらが注意さえしていれば未然に防ぐことのできる事件に巻き込まれることがないように、弊社では出発前のお客様に留学中の危険について、細かくレクチャーをしています。
このページでは、創業以来“事件・事故ゼロ”を続けているピュアカナダが出発前のレクチャーでお客様にお伝えしている続けているレクチャーの一部をご紹介いたします。冷静になって聞けばごくごく当たり前のことですが、留学中は何をするにも特別な感情が付随するので瞬時に冷静になれないこともあります。とても重要な内容ですので、留学を検討中の方や親御様にはぜひ最後まで読んでください。
そもそもカナダの治安は?
カナダは世界でも指折りの治安が良い国として知られています。イギリスの週刊誌であるEconomistが毎年発表している[世界平和度指数]は、163の国を対象にその政治情勢やテロ発生の可能性、国内犯罪数、近隣諸国との関係といった20以上の項目を鑑みて数値化したものですが、そのランキングでカナダは世界第10位に輝いています。ちなみに私たちが住む日本はそのふたつ下の12位でした。(2021年データ)
その他にもカナダは様々なランキングで世界の上位にランクインしています。
> カナダのさまざまな世界一を見る
カナダが安心して生活できる国であることは疑いようのない事実で、お客様によっては「日本より治安が良かった」といって帰国された方も過去にはいらっしゃいました。しかし、これは日本でも同じことが言えますが、どんなに治安が良くても交通事故や銃犯罪、殺人、麻薬事件などが全くないわけではないということを忘れてはいけません。
ここで、日本で運悪く事件に巻き込まれてしまったと仮定してその場面を想像してみましょう。私たちは少なくともその場で咄嗟に日本語で対応することができますし、どこに電話をかければ良いのか、どのように対応すべきなのかはある程度理解しているものと思います。これが海外になるとどうでしょうか。もちろん英語で対応しなければなりませんし、緊急対応の仕方も日本とは異なるでしょう。救急車一台を呼ぶのも、これが留学生にとってどれだけ難しいことかは想像に容易いのではないでしょうか。
もちろんどんなに気をつけていても、本当に避けようがないことは残念ながらあります。なので避けようのない事件事故に巻き込まれた際のシミュレーションも重要にはなるのですが、それ以上に重要なのが“巻き込まれないようにする努力を留学生がすること”です。
ここで非常に重要になるのが“ここは日本ではない”ということを心のどこかにいつも持っておくことです。ここからは具体的な事例とともに、持っておくべき心構えをご紹介します。
留学中の男女の出会い
カナダ留学中の新たな出会いは、1つ1つが宝物になることでしょう。カナダ人との出会いはもちろん、世界中の色々な国から来た人たちと出会えるのがカナダ留学の醍醐味であり、時には海を越えた先に大切な日本人との出会いもあるかもしれません。
その出会いの中には、時として男女の出会いもあるでしょう。弊社ではこうした留学中の男女の出会いを否定はいたしません。ただし、注意は必要だと考えています。
例えば、出会って1〜2回目の異性のカナダ人に「うちにおいでよ」と誘われたとします。こんな時あなたならどうするでしょうか?返答に正解も不正解もありませんが、弊社では「家ではなくカフェや公共の場といった人目があるところで会おう」もしくは「友達と3人で行くよ」と返答するようにアドバイスをしています。では何回会ったら一人で自宅に行っても良いのか。ここにも正しい答えはありません。
実際に弊社の過去のお客様の中には、カナダで出会った方と国際結婚をされた方もたくさんいて、みなさまとても幸せに暮らしておられます。その出会いが幸せな出会いなのか、もしくはそうではない危険な可能性を秘めているのか。その判断がしっかりできるまでは、複数人や公共の場で会うといった判断と行動が必要になります。
交通事故
日本とカナダでは交通ルールも大きく異なります。最大の違いといえば、車の走行車線が日本は左なのに対して、カナダは右という点ではないでしょうか。横断歩道の仕組みなど細かな点も違ったりします。
とはいえ、カナダには道を横断しようとすると止まってくれるマナーの良いドライバーが多い印象を受けます。しかし、道路が日本に比べて圧倒的に広いので、少し郊外に出ればものすごいスピードを出す人もいますし、街灯があまりないので暗くて見にくいということもあります。
むやみに道を横切らない、道に広がって歩かないといった常識的な行動を取ることはもちろんですが、普段よく使う道の特性を早い段階で認識して、必要であれば反射板をリュックにつけたり、目立つ服を着るように心がけたりすることが大切です。
万が一事故に遭ってしまった時に救急車を呼ぶ場合は、アメリカと同じく911で警察・消防につながります。緊急時は頭が真っ白になってしまい、何をいったら良いのかわからなくなってしまうことが予想されるので、症例や状況、住所の伝え方などは留学前に一度シミュレーションをしておくのがおすすめです。